ＦＸの口座手数料とスプレッドとは？
FXで得られた差益は至福の一時ももたらしてくれる
投資が当たって差益が生まれた瞬間はトレーダーにとっては至福の時間です。狙いを定めて刻々と利益を得るまでには我慢の連続を強いられます。何回も取引を重ねても値動きが芳しくなく思った結果が出ないと地団駄を踏みたくなる気持ちになります。上昇を待って頃合いが訪れた時に売買を行い利益が確定すると過去の耐え忍んだ日々が吹き飛んでしまうのです。諦めずに挑んだ成果が現金になって表れると誰でも嬉しくなります。初めて差益を得たトレーダーであれば喜びは一入格別でしょう。ＦＸで黒字になるのは経済的だけでなく精神的にも豊かになるのです。
口座手数料とスプレッドって何？
そんな幸福な瞬間に水を差すのが口座手数料やスプレッドの中間費用です。貰える筈の金額と実際の収入額を比較してみると明らかに安くなっていると気付きます。初心者ですとコストに関する知識はないでしょうから違和感を覚えるでしょう。ただしこれらは決して不当費用ではなく取引を仲介しているＦＸ会社の収入源となるのです。話を置き換えて銀行口座の場合を考えてみると他人口座への入金や休日の現金引き出しの際に手数料が発生します。口座の操作でかかる料金が銀行の収入になるのと同じ原理がＦＸにも持ち込まれているのです。
言い換えるならば取引援助の謝礼金を支払っているに近いのです。ＦＸ会社の協力がなければ通貨の売買どころか取引の場に参加する事すら出来ません。安い料金で援助をしてもらっていると思うと自然に受け入れられるでしょう。最近はトレーダーの得を重視して口座手数料やスプレッドを抑えようと会社側が努力を尽くしています。取引金額が膨大になればこれらの金額も無視していけない程度になります。差益を削らないための配慮として取引会社はなるべく手数料を取らない方向へ動いているのです。何処でＦＸを始めるかはスプレッドや口座手数料で決めるとも言えます。更に口座手数料とスプレッドには定義の違いがあります。
前者は主に口座から出金する時に発生する料金で後者は外貨に交換する際に取引会社に支払う費用になります。口座手数料は出金だけでなく維持費などの料金を総称して表現しています。以前はかかっていた所が多かったのですが現在は無料で展開している会社が大半です。スプレッドはどこの会社でも加算している料金であり無料にはならないでしょう。通貨を買う時はこれを合わせた金額になりますから売却して利益を得るにはスプレッド以上の差額がないと黒字にはならないという事です。取引量が多い通貨につれてそれは安くなります。
