ＦＸ取引　追加資金投入

利益を追い求めることは基本的には当然である

まだまだ稼げるのではないかと利益を狙って投資願望が湧いてくる時があります。果たして追加で資金を投入して見返りはあるのかというトピックを深く考えてみましょう。ＦＸの心得は売り時買い時を失ってはいけない事に集約されます。購入した時の金額から売却した時の金額の誤差が開けば開くほど得られる収益は増えていきます。株式を含めた一般証券全てに言われる文言ですが安く買って高く売るが基本原則です。ＦＸについても同じで価値が下がっている状態で購入して極限まで上がった時点で売り払うのが定石になります。では利益が欲しいならひたすら値が上昇するまで待ち続ければ良いのではないかと思うでしょうが事態はそんなに単純ではありません。

通貨高になるということは

為替相場の変動は国家そのものの価値を反映しており価格が上向いているすなわち国が世界から好評を集めている証拠になります。原油産地の国々は資源を輸出して経済を支えている訳ですが貿易収支がプラスになれば原油の生産が増加している指標になり通貨の価値も同じ傾向になります。ただし国家全体を巻き込む紛争が起こってしまうと貿易衰退の原因となり経済危機に陥ります。そうすると他国からの評価が落ちてしまい為替は下落を辿ってしまいます。つまり好景気の時は為替相場は比例して上がっていき不景気の時は同時に打撃を受けてしまうのです。

上手く上昇気流に乗ると思った以上の利益になることも

利益を狙いにいっても社会情勢に左右されて市場が揺れ動いている中では意図した通りの結果は得られない事が分かります。価格が上向くまで待っていても無駄な時間になる事を理解していないといけないでしょう。ただ為替が変動しやすいというのは差益を狙えるチャンスは幾らでもあるとの証明になります。起爆剤さえあればヒットする可能性を持つ通貨は供給量や取引量に関わらず世界の各地に点在しているのです。機会をうかがい待機するのは決して悪手ではありません。対象を見極めているかが重要なのです。ターゲットを絞って価格が鰻登りに上昇したら投資のベストタイミングです。ピークを見越して売買していくと思いも寄らない利益が得られます。

儲かっているときに追加投資したら良いのか？

さて価値が高騰している時に追加で入金して資産を増やせかについてはいささか疑問です。というより余剰投資は避けるべきと言わざるを得ません。買い注文が殺到して価格が過剰に上がってしまうと限界点を超えて一気に下降に転じてしまう恐れがあります。バブル崩壊を例にとれば理解しやすいでしょうが価値が異常に上向いた時こそ冷静になって一歩手前で投資を止める方が得になります。追加入金はなるべく控えるのが宜しいでしょう。