FX ファンダメンタルズ

ファンダメンタルズとは

ファンダメンタルズと聞いて複雑な概念が含まれていると思うかもしれませんが全く以てそんな事はありません。英語に精通している方は分かるでしょうが日本語で「基礎」を意味する言葉でＦＸにおいては値動きのきっかけを作る様々な要因を一般的に指し示しています。では為替を変化させるカテゴリーは何かを分野別に見ていきましょう。まず外国為替市場の変動が如何なる メカニズムを持って生じているのか知るのが先決です。皆さんは商品の価格が需要と供給のバランスで決まっているのはよくご存知でしょう。物価が上がる時は人々が商品を求めようとする需要が増えてメーカーが人々に商品を与える供給を遥かに超えて生産が追いつかない状況下で起こります。

庶民の意識が為替に反映される

庶民の購買意欲が高まって熾烈な争いが繰り広げられて価格は上がっていきます。逆に物価が下がる時は商品を購入する需要が落ちていきメーカーが製品を人々に送る供給が増えていき店舗に在庫が余ってしまう状況が出来上がります。昨今までのデフレ経済を表した状態であり在庫処分をするために価格を安くするしかありません。購買戦争はなくなって庶民は財布の紐を閉めてしまうので物は売れなくなります。為替市場においても需要と供給の関係で通貨価値が決まっています。日本円の買い注文が殺到して投資家からの人気が集まれば円高になりますし不要とされ次々と売却されてしまえば円安になっていきます。通貨ペアで力関係を比較すると一方の通貨は値動きが上昇してもう片方が下落していく事になります。

ファンダメンタルズの真相とは

当たりの裏には外れが存在するくじの原理が為替にもあるのです。では変動を起こすファンダメンタルズの正体を探っていきます。景気の具合は通貨のレートを決める最大の要因になります。好景気の国は株価や金利が軒並み高くなるのです。価値高騰が期待されて通貨は次々と買われていき需要を増していきます。逆に不景気の国は資産や資本をなくしてしまう恐れから売られてしまいます。絶対的な需要は減少していくので株価や金利は安くなります。政府の景気動向に関する経済指標は通貨価値を見定める重要な情報になります。米ドルを発行するアメリカのＧＤＰや失業率は為替相場の材料となるので投資家が注目しています。また政策金利や物価の度合いも通貨のレートを左右します。お金は基本的に低金利から高金利の国へと流れていきます。

ファンダメンタルズを知っておくことで稼げるようになる

金利が高水準というのは即ち国家として経済が潤っている事が成立するのです。好調と判断されれば通貨の売り注文が進んでレートは上がっていきます。金利が増えている時は物価も上昇して好景気の証であるインフレ経済になっています。物価、金利と為替の変動は同じ方向に傾いているのです。ファンダメンタルズを知るとＦＸの本質が更に見えてきます。