ＦＸチャート 移動平均線とは？

折れ線グラフとは？

統計を表したグラフには棒グラフや円グラフなどのように幾つかの種類があります。ＦＸにおいては価格をまとめて表現するグラフを用いる事はしばしばありますが中でもよく目にするのが折れ線グラフです。経済や金融の分野では見慣れた図式であるため改めて説明するまでもないでしょう。横軸を時系列にして縦軸を表記したい数字にして過去から現代に至るまでの変化を追って線で結んだグラフになります。移動平均線はある期間の価格変動を時間で割って平均化した値を点にして長期または短期に渡るを直線で表現していくものです。まずは点となる平均値の計算方法から説明しましょう。先の話に触れましたが一定時間を割った数字が求める答えになります。しばしば用いられる５日間の平均値で実践例を挙げてみます。

移動平均線の付け方

直近５日間の価格の終値を日時が古い順番から１ドル換算で１０１円、１０３円、１０５円、１０４円、１０２円であるとします。期待値を割り出す計算ですから（１０１＋１０３＋１０５＋１０４＋１０２）÷５＝１０３になり平均交換レートは１ドル１０３円との結果を指し示しています。１日進むにつれて再度５日間の平均終値を求めていき各々で表れた数字を点で結んでいき直線にしたグラフが即ち移動平均線です。上記の例で言えば５日間の平均値を取った５日移動平均線と名前が付けられます。そしてこのグラフは１本だけでなく長期と短期の違いを明白にするために２本の直線を用いるのが常になります。終値を記録したローソク足の一部である日足チャートでは５日に加えて２５日、７５日の期間で平均移動線を導入しています。簡略化して５日は１週間、２５日は１ヶ月、７５日は３ヶ月に当てはめられこの中から２つを使用していきます。

移動平均線の見方

期間を広げて週足チャートでは１３週と２６週、月足チャートでは１２ヶ月と２４ヶ月で変化を見るのが常套です。複数の平均線を駆使していく事で短期の攻め方と長期の攻め方を同時に考えていけるメリットがあるでしょう。即座に利益を出しにいくのか待機しながら腰を据えて見返りを求めるのかを常時切り替えられるスイッチになります。傾きの違いで市場の激しさと緩やかさを敏感に感じ取れる興味深さがあるでしょう。移動平均線は２つあってこそ用いる意味合いが強くなるのです。最後に注目ポイントを押さえておきましょう。言うまでもなく直線が右肩上がりなのか右肩下がりなのかを見るのが重要事項です。上がり続けていれば上昇トレンドが到来しており買い注文が殺到している証拠で下がり続けていれば下降トレンドの到来で売り注文が進んでいる証になります。現状の価格と移動平均線とのズレがどのくらいであるのかを見ながら売り買いを決めるタイミングを図れるでしょう。ローソク足との兼ね合いで使うと更に取引が効率的になるのが分かります。

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