FXチャート 一目均衡表とは?

FXチャート 一目均衡表とは?

一目均衡表の歴史

緻密なチャートとして為替相場の研究に一石を投じてきた一目均衡表が過去から現代にかけて存在してきました。幾度となくピンチに陥ってもこの表のお陰で脱出したトレーダーはいたでしょう。不変の市場を多角的に捉えて細部まで計算された一目均衡表は正に株式のみならずFXにまで力量を発揮しています。今だかつて利用した経験のない方、初めて名前を聞いた方は是非概要を知っておきましょう。誕生したのは現在から78年前の1936年(昭和11年)であり日本人の細田悟一氏による発案で世間に広まっていきました。名前の由来は細田氏のペンネームであった一目山人(いちもくさんじん)に因んでおり同氏が現世から逝去した現代において商標登録がなされています。

 

一目均衡表の見方

初見であると視覚的な複雑さから初心者には手難しいチャートに思いがちですが一つずつ意味を理解していけば誰でも簡単に使いこなせます。まずは基本軸である5つの線分から説明していきます。一目均衡表には各々の役割を担っている線分があります。転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンが表に描かれています。全て株価だけでなくトレンドの方向や転換を時系列で割り出す材料になっています。範囲期間に違いがあるためより正確な形勢判断が出来ます。他のチャートにはない複数の線分を用いる形式が一目均衡表最大の利点です。基準線は当日を含めた過去26日間の最安値と最高値を足して2で割った値を日毎に結んだ線分です。

 

売買の目安になるボーダーラインに認定されており大まかなトレンドを指し示します。転換線は過去9日間の最安値と最高値を足して2で割った値の線分になります。基準線よりも日幅を狭くしている分事態の変化を細分化して知る事が可能でトレンドの判断材料に役立ちます。基準線も転換線も移動平均線に近いものであり(厳密には似て非なるものですが)長期間と短期間の価格変動を抱き合わせで見れるのです。トレンドが強まって下落をしても価格は基準線まで行かず転換線までで止まって反転する傾向があります。先行スパン1は基準線と転換線を足して2で割った線分、先行スパン2は過去52日間の最安値と最高値を足して2で割った線分になります。

 

2つの先行スパンは表示の仕方が変わっていて計算した結果を当日ではなく当日を含めて26日先の日時に記録します。この理由は未来での価格抵抗ラインを定める事にあり売買の転機を考える根拠になります。2つの先行スパンで囲まれた領域を雲と呼びトレーダーが注目する場所になっています。遅行ラインは当日の終値をその日を含めて26日さかのぼって表示する線分で過去の価格と現在の価格を比較する指標となるのです。5大線分の説明が終わった所で次は活用方法について触れていきます。具体的なポイントとして3つあり@基準線と転換線の関わり、A遅行ラインの利用、B雲による抵抗ラインの熟知に分かれます。

 

@については転換線が基準線を上回る時を上昇トレンド下回る時を下降トレンドとみなしており転換線が基準線を下から上へ追い抜くと好転したとして買いに移行し上から下に抜けたら逆転したと見て売りに移行します。Aについても類似した使い方が出来ます。26日前の価格が遅刻スパンを上回る時が上昇トレンド下回れば下降トレンドになります。26日前の価格が遅刻スパンを上から下に抜ければ売りのタイミングとなり逆になれば買いの頃合いを示します。Bはもっと詳細を表しており価格が雲よりも上部にあれば好転であると分かると同時に雲が下値抵抗帯になり買いを考える時を判断していけて下部にあれば逆転していると分かり雲が上値抵抗帯となって売りの頃合を考察出来ます。価格の幅より時間による変化重きを置いた一目均衡表は@〜Bを駆使すると売買の助力になります。最初は見方に苦労する事があるでしょうが基本的な性質を理解して取引の肥やしにしていってください。

 

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