FXのOCO注文って？
ＯＣＯ注文注文って？
値動きに合わせて上手く通貨を売買していけないだろうかと考えるトレーダーに向けた注文方法があります。その名をＯＣＯ（オーシーオー）注文と言います。成り行き注文や指値注文はどうしてもレートに依存する売買になってしまいます。両者は価格を予め決められるか否かで差別化がされていますが価格変動で戦略が縛られてしまう点があります。待っていても想定した金額に達しないのはしばしばで予想外の動きをしてしまえば損害を被ってしまいます。
ＯＣＯ注文の使い方
本心から希望通りの取引を展開したいと意識するのであればＯＣＯ注文が薦められるのです。他の取引方法と明らかに違うのは一度に複数の注文が出来る事にあります。ＦＸを含め証券全般はある定まったレートで１つの取引を進めるのが通例です。意図していた、していないに限らず交換する価格が決まってから成立するのです。しかし、ＯＣＯ注文は複数の取引を予期して値動きに対応して有利な方を進めるという何とも都合の良い方法です。現在のレートより上がれば売り下がれば買うと先回りして策を講じておくのです。どちらに転んでも絶対に不利な注文を選ばないので損害は有り得ません。生じたとしても最悪の事態は避けられます。
ＯＣＯ注文注文の具体例
不要な注文はキャンセル出来るので売り買いの二者択一が可能になります。具体例で運用を考察してみましょう。現在表している交換レートは１ドル９７円です。値動きが上下どちらに傾いてもいいように１ドル１００円の売り注文と１ドル９４円の買い注文を出しておきます。９５円でドルを買った状態で２つの注文をしておくとレートが上昇すれば ３円の利益が得られますし下降すれば損益を出さず買いに転じられます。片方は自然と切り捨てられるので有益な立ち回りが出来ます。また利益を確保して損害を抑える手法で用いられる場合もあります。先の例で１ドル１００円の売り注文と１ドル９４円の売り注文をしておくと前者なら３円の利益に後者なら１円の損益になり総じて相場に合わせた取引が望めます。
