ＦＸチャートローソク足

値動きをチャート化することでわかることがある

値動きを数字だけでなく視覚的な観点からも捉えると全体図が見易くなって戦略を立てやすい利点があります。テレビニュースで紹介される価格を知らされても変化の過程が分からず実態が掴めないでしょう。一定期間内に市場がどのように推移したのかを理解するには図式を交えたグラフを確認する必要があります。文字だけでは判断しきれない隠された真実が捉えられます。

チャート初心者でも分かるローソク足

チャートは売買する足掛かりとなる総合的な模範となります。中でも投資家の間でポピュラーになっているのがローソク足です。チャートでは初心者が学ぶべき基本として位置づけられているもので値動きのパターンを分かりやすく説明しています。細かい変化を単純化して一目で何が起こったのかを伝える図式として一般的に紹介されています。まずはローソク足の表し方について説明します。名前の通り仏壇などで灯す蝋燭を想像してみましょう。

ローソク足の見方

あの形を簡略化して描いている事から名称がつけられているのは言うまでもありません。蝋燭を直線だけで書いた図形がローソク足になります。実際に用いる時は真ん中に長方形のボックスと上辺、下辺の両方から線分を引っ張る絵となります。ローソクには４つの意味が込められておりそれぞれ始値（はじめね）、終値（おわりね）、高値（たかね）、安値（やすね）を表現します。通称四本値と呼び一定期間に価格変動の結果を端的にまとめています。更に始価と終値の比較で２つに表現を分けています。終値が始値を上回った時は長方形はそのままにして陽線として扱います。逆に始値が終値を上回ったら長方形内を黒く塗りつぶして陰線にします。長方形の縦幅と線分の長さで価格変動の特徴を見てとれます。縦幅は始値と終値の差異を表しており拡大されていくにつれて期間内の変動が激しかったと分かります。縮小していくと始めと終わりで価格はあまり変わらなった事になります。線分の長さは価格の最大値と最小値の度合いを計り知るシグナルとなり上下に長くなるほど全体の価格変動は大いに推移した証となります。短かければ値動きは横ばいであると示しており市場の安定を伺えます。

大まかな流れをローソク足で知っておこう

ローソク足は数字で逐一説明する煩わしさを排除した未成熟児でも理解出来るチャートになっております。為替を図示して記録する手段に有効活用され過去との比較をする場合に使われる時があります。また便利なのは視覚的な見易さだけでなく期間によって応用が利く事も含まれいます。最短では数分、幅を広げて１ヶ月や一年と定める時間によってチャートに価格変動をまとめられるのです。大まかな変化を確認したいのであれば年単位を記録した年足を日単位で知りたいのなら日足を使うなど状況に応じた利用が可能になります。

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